新幹線と航空機連携で実現する生鮮品輸出の高速化

地方産品輸出の新たな枠組み始動 JR東日本と日本航空は、新幹線と国際線を接続した輸送モデルを本格稼働させた。鉄道と航空を連携させることで、地方から海外市場への到達時間を大幅に短縮する。生鮮品を中心に、品質を維持したまま迅速に届ける体制を整えた。 鉄道と空路の一体運用が可能に 新サービスでは、主要新幹線停車駅から東京駅まで鉄道で輸送し、羽田空港や成田空港で国際線貨物に積み替える。輸送や通関の窓口を一本化した点が特徴で、手続きの簡素化と時間短縮を両立した。鉄道区間では旅客と貨物を同時に運ぶ方式を活用する。 越前ガニ輸送で示した時間短縮効果 初回は福井県の越前ガニを対象に、敦賀駅から北陸新幹線で東京駅へ運び、羽田空港経由で台北松山空港へ届けた。従来の陸送主体の方式では30時間を超えていたが、本方式では12時間40分に短縮した。鮮度保持が重要な水産物にとって、時間短縮の効果は大きい。 想定貨物と対応地域の拡大 対象は鮮魚や青果に加え、半導体関連の機械部品も含まれる。台湾、シンガポール、マレーシア、香港の4カ国・地域への輸送を想定し、地方産品の海外展開を後押しする。試験段階では果物の輸送実績もあり、汎用性の高さが確認された。 地域経済と物流課題への貢献 本サービスは地方の販路拡大に加え、トラック運転手不足への対応策としても位置付けられる。鉄道活用により二酸化炭素排出量の抑制にも寄与する。鉄道と航空の連携を通じ、持続可能な物流モデルの構築を目指す。

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